ヘンゼルとグレーテル  ウィーン オペラ

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DEC 2023 Next

ヘンゼルとグレーテル Hansel und Gretel

 

作曲:エンゲルベルト・フンパーディンク

台本:アーデルハイト・ヴェッテ(ドイツ語)

初演:1893年12月23日/ワイマール宮廷歌劇場


登場人物:

ペーター(Br):父親

ゲルトルート(MS):母親

ヘンゼル(MS)

グレーテル(Sop)お菓子の魔女(MS)

眠りの精(Sop)

露の精(Sop)

 

あらすじ

第1幕

森の近くのほうき作り職人ペーターの家。ヘンゼルとグレーテルの兄妹が留守番をしている。二人は空腹を紛らわすために踊り始める。そこへ突然母親が戻ってくる。言いつけた仕事をやっていなかった子供達を叱ったはずみにミルクのつぼを割ってしまう。これを見て笑ったヘンゼルを怒り、母親は兄妹を森へ行き、籠一杯のイチゴを摘んでくるよう命ずる。父親のペーターが帰宅。事情を聞いて顔色を変える。森には魔女が住んでいる。あわてた両親は子供達の後を追う。

 

第2幕

夕方。恐ろしいイルゼ岩の近く。グレーテルは野バラの花冠を作り、ヘンゼルはせっせとイチゴ摘みをしている。しかしお腹の空いた二人は摘んだイチゴを全部食べてしまった。いつしか日が暮れ、帰る道もわからなくなってしまい恐怖に襲われる。辺りが暗くなり泣き出した妹をヘンゼルが優しく抱いてやった時、眠りの精が現れ二人を夢の世界に誘う。「祈りの二重唱」。二人が木の根元で寝てしまうと、14人の天使たちが現れ兄妹を優しく見守る。

 

第3幕

翌朝、露の精が出てきて子供達に花の露を振りかけて目を覚まさせる。すると夕べもみの木があった所に、キラキラと朝日を浴びたお菓子の家が見える。興奮した二人は天使がくれたのだろうと思い違いをし「高い屋根はタルト、窓は白いお砂糖・・・」と歌いながらこわごわ家に近づく。二人がお菓子の壁を一切れ取ると中から。「家をかじるのはだれ!?」と妙な声。なおも無視してお菓子を食べていると戸口から魔女が出てきて、夢中で食べている二人を捕まえる。魔女は杖を使い、呪文で二人を動けなくする。魔女はグレーテルの魔法を解き、働かせることにする。ここで賢いグレーテルは魔法を解く呪文「ホークス・ポークス・ヘクセンシュルス」を覚えてしまう。一方、魔女はヘンゼルを馬小屋に閉じこめてごちそうを大盤振る舞いする。柔らかく太ったところで食べてしまおうという魂胆だ。そうこうするうちグレーテルは魔女の目を盗んで杖を取り、先ほど覚えた呪文でヘンゼルの魔法を解くと馬小屋から忍び出る。そして魔女がパン焼きかまどの使い方をグレーテルに教えようとたき口にかがんで見せたとき、兄妹は力を合わせて魔女をかまどの中に押し込んでしまう。二人は喜び「お菓子のワルツ」を踊る。その時突然かまどが大きな音をたて爆発し、それまでお菓子に姿を変えられていた子供達が現れる。ヘンゼルが魔法の杖を使い呪文を唱えると、子供達はたちまち元気になる。そこへ兄妹の両親が到着して、魔女のケーキも焼き上がる。一同の歓声と神への感謝の祈りを捧げる。(幕)

プログラムとキャスト

監督:カール・デーンチ
機材:トニ・ブジンガー

フォルクスオーパー・ウィーン

EUROPERA Ticket

EUROPERA Ticketではウィーン・フォルクスオーパーのチケット予約を承ります。

ご予約いただいたチケットは劇場の受付、又はウィーン国立歌劇場隣の当オフィスにてお受け取りいただけます。

又、フォルクスオーパー近くのホテル、公演前後のレストランのご案内・ご予約等も可能です。

連絡先

住所;Operring 4,A-1010, Wien

電話;+43 19677622

メール;office@vienna-concert.com

 

フォルクスオーパーへのアクセス

地下鉄:U6
トラム:40 、 41 、 42
バス:40A
停車駅:ヴェーリンガーシュトラッセ/フォルクスオーパー(Währinger Straße/Volksoper)

タクシー乗り場は環ヴェーリンガーギュルテル(Währinger Gürtel・環状道路)沿いに位置しています。

又、公演終了時にはタクシーが劇場前に待機していますので、ホテルまでのお帰りがご心配な方にはタクシーのご利用をお勧めします。

 

フォルクスオーパーについて

ウィーン・フォルクスオーパーはウィーンでは国立歌劇場についで2番目に大きな歌劇場で、オペレッタ、オペラ、ミュージカル、バレエなど洗練された軽音楽が上演されます。

毎年9月から6月迄のシーズン内に約300公演、35演目が上演され、オペラ「魔笛」「トゥーランドット」、ミュージカル「マイ・フェア・レディー」、バレエ「真夏の世の夢」を始め、多大なレパートリーを誇ります。そして、何と言っても「こうもり」「メリー・ウィドー」「チャルダッシュの女王」「ワルツの夢」他、ウィーン特有のオペレッタはフォルクスオーパーの最も得意ジャンルとして常に生きる喜びに溢れた舞台音楽を堪能できます。

 

歴史

1898年、当時の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の即位50周年を記念し、建築家のフランツ・フライヘア・フォン・クラウスとアレクサンダー・グラフによって建設され、同年12月14日に開館しました。

1906年にはアレクサンダー・フォン・ツェムリンスキーが初代指揮者に就任。1907年に「トスカ」、1910年に「サロメ」が初めて上演され、世界的に有名な歌手であるマリア・イェリッツァやリヒャルト・タウバーなどが出演しました。

第一次世界大戦の時代、フォルクスオーパーはウィーン第2の歌劇場としての地位を守っていましたが、1928年に経営が悪化し倒産、翌年1929年からはオペレッタを主な演目としました。

第二次世界大戦終盤の数ヶ月はしないで2番目に大きな1,550席の映画館として使用されていましたが、終戦後、空襲で壊滅的な打撃を受けたウィーン国立歌劇場の代替役をアン・デア・ウィーン劇場とともにしばらく担っていました。

1955年に国立歌劇場が再オープンしてからは再び、オペラ、オペレッタ、ミュージカルなどの公演に復帰しますが、1991年9月より再度国立歌劇場に属し、出演歌手などが両方の劇場に所属するといった状態になっていましたが、1966年より独立。

 

 

Volksoper Viena
By Bwag - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=34011212
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