アドリアーナ・ルクヴルール ウィーンオペラ

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OCT 2021 Next

アドリアーナ・ルクヴルール

Adriana Lecouvreur

 

作曲:フランチェスコ・チレア

台本:アルトゥーロ・コラウッティ(イタリア語)

 

あらすじ

 

時と場所:1730年のパリ

 

第1幕

コメディ・フランセーズの舞台裏にある控えの間。今夜の演目はラシーヌの悲劇「バジャゼ」とルニャールの喜劇「狂おしき恋」の二本立。舞台裏では関係者が慌ただしく行き来している。俳優達のパトロンであるブイヨン侯爵が、僧院長と入ってくる。丁度「バジャゼ」のロクサーヌ役に扮するアドリアーナが舞台のセリフを暗唱しながら通りかかる。ブイヨン侯爵は彼女の美しさと、セリフのすばらしさに心を奪われるが、アドリアーナは謙虚に、アリア「私はただ、創造の神のつつましい従僕にすぎません」と歌う。かねてからアドリアーナに気があった年配の舞台監督ミショネは「叔父の遺産が入ったから」と暗にアドリアーナに結婚をほのめかすが、彼女は自分のこととは夢にも思っていない。ミショネは寂しく彼女を諦める。そこへ平士官服姿のザクセンの伯爵マウリツィオが入ってくる。アドリアーナは彼に恋していたが、彼を伯爵の旗手と勘違いしている。二人は久しぶりに楽屋で熱い抱擁を交わし、終演後に会う約束をする。アドリアーナはスミレの花をマウリツィオの胸にさし、舞台に急ぐ。代わって再びブイヨン公爵と僧院長が現れる。公爵は自分の愛人、女優デュクロの手紙を盗み見し、事もあろうに今夜自分の別荘でマウリツィオに密会を申し入れていることを知る。彼はそれを邪魔するために急きょ同じ場所で夜会を開くことをもくろむ。一方マウリツィオはブイヨン公妃を通じてフランス王室への上申をするため、デュクロに仲介を頼んでいた。その手前デュクロの申し出を断ることはできなかった。マウリツィオはとっさの思いつきで、舞台上でアドリアーナに渡される小道具の羊皮紙にその旨を書き込み、別荘へ向かった。ブイヨン公はアドリアーナの演技を絶賛して、今夜の夜会に招待する。

 

第2幕

同じ日の夜。セーヌ川下流、グランジュ・バトリエールにあるブイヨン公の別荘。今では女優デュクロの別荘になっている。ブイヨン公妃もまたマウリツィオに激しい愛情を抱いていた。やがてマウリツィオが姿を現すが、公妃は彼が胸につけているスミレに気づき嫉妬にかられ疑いを抱く。マウリツィオはとっさにの機転で「あなたのためにつけてきた」と公妃にスミレを差し出す。その時夫の馬車が到着。公妃は慌てて隠れる。そして公爵に招待されていたアドリアーナも到着。ブイヨン公はマウリツィオをザクセンの伯爵と紹介する。アドリアーナはこれまでマウリツィオを単なる部下の将校だと思っていたが、伯爵だとわかり、あまりの身分の違いにこの恋から身を引こうとする。しかしマウリツィオの熱烈な愛の告白に心を動かされ、情熱的な愛の二重唱を歌う。マウリツィオはアドリアーナに、隠れている女性をザクセンのために何も聞かずに逃してくれと頼む。だが、暗闇の中で二人の女は互いにマウリツィオをめぐる恋敵であると気づき、激しい葛藤が展開される。

 

第3幕

辛くも逃れた公妃は、今夜の夜会でアドリアーナの声を耳にした途端、あの夜の女が彼女であったことに思い当たる。そしてその事実を確かめようと、マウリツィオは決闘で重傷を負い今夜は来られないと嘘をつき、アドリアーナの顔色を伺い間違いがないことを確信する。しかしその時重傷と言われたマウリツィオが姿を見せ公妃と小声で親しげに話をする様子を見て、アドリアーナは内心おだやかではない。そしてあの夜逃がした女が公妃であったことを確信する。広間の舞台ではギリシャ神話「パリスの審判」によるバレエが踊られる。バレエは最後に黄金のリンゴはどの女神にも与えられず、慣習に従いパリスの手から宴の主人公つまり公妃に手渡される。しかしその間に公妃とアドリアーナは互いに恋敵であることを確かめ合う。バレエが終わりパリスからリンゴを受け取った公妃はアドリアーナに「捨てられたアリアドネ」の朗唱を求める。しかしアドリアーナはとっさにラシーヌの<フェードル>の一節を鋭い調子で朗唱し公妃に当てつけをする。

 

第4幕

アドリアーナはその後舞台からも遠ざかり病の床に伏していた。ミショネは恋心を押さえ今度は慈夫のような気持ちで優しくいたわり公妃へ復讐しようとしているのを止める。一方公妃は復讐のため、あのアドリアーナがマウリツィオの胸に飾ったスミレの枯れ花に毒を仕込みマウリツィオからと偽りアドリアーナに届けさせた。贈り物をこんな形で返され絶望したアドリアーナは花を手に美しいアリア「哀れな葉」を歌う。そしてその花に接吻して暖炉に投げる。その直後に彼女の病気を知ったマウリツィオが訪ねてきて許しをもらい結婚を申し込む。二人は堅く抱き合うが、やっと掴んだ幸せもつかの間、彼女の身体には毒がまわり、マウリツィオとミショネの腕の中に倒れ息を引き取る。(幕)

プログラムとキャスト

ウィーン国立歌劇場

 

EUROPERA Ticketではウィーン国立歌劇場のチケットのご予約を承ります。

ご予約いただいたチケットは劇場、又はオペラ座すぐ隣に我々のオフィスでお受け取り頂けます。

又、ウィーンで開催されるクラシックコンサートは勿論、ご希望であればオペラ座近くのホテルやレストランのご予約も可能です。

連絡先

住所:Operring 4, A-1010, Wien

電話:+43 19688622

メール  : office@vienna-concert.com 

 

 

公共交通機関

地下鉄: U1、U2 、 U4
トラム: 1 、 2、D 、62 
バス: 59A
停車駅:カールスプラッツ/オペラ Karlsplatz/Oper
タクシースタンドが近くにあります。又、公演終了時にはタクシーが劇場前に待機しています。ホテルまでのお帰りがご心配な方にはタクシーのご利用をお勧めします。



歴史


ウィーン国立歌劇場はウィーン造形アカデミーの建築家アウグスト・シカート・フォン・ジッカルツブルクとエドゥアルト・ファン・デア・ニルが共作で設計し、1869年5月25日、当時の皇帝フランツ·ヨーゼフと皇后エリザベートの存在下で、モーツァルトの「ドン・ジョバンニ」により盛大にこけら落としが行われました。

 

フランツ·フォン·ディンゲルシュテット(劇場支配人・詩人)、ヨハン・ヘルベック(指揮者・作曲家)、フランツ・ヤウナー(演出家・劇場支配人)、ヴィルヘルム・ヤーン(指揮者)などの芸術的影響を受け、オペラ座の人気は益々高まっていきました。1897年に総監督となったグスタフ・マーラーは、古い上演システムを改新し、新しい舞台芸術を取り入れ、新世代歌手を積極的に起用するなどの第一次改革を行い、その後後継者たちにも引き継がれていきました。

又、マーラーはそれまでオペレッタを上演しなかったオペラ座にヨハン・シュトラウスの「こうもり」を正式なレパートリーとしました。

 

20世紀になると、総監督のリヒャルト・シュトラウスの「ナクソス島のアリアドネ」(1916年10月4日)や「影のない女」(1919年10月10日)の初演が行われます。

 

第二次世界大戦中、1938年から1945年年間はオペラ座暗い時代を迎えます。ナチスの下で多くの団員が追放・殺害され、様々な作品が上演禁止になりました。

1945年3月12日、連合軍の爆撃により舞台は破壊され、建物は火災に遭います。その後、ウィーン・フォルクスオーパーやアン・デア・テアーターウィーン劇場が仮の拠点となり、1955年11月5日カール・ベームによる「フィディオ」の上演で再開を果たします。

1956年に芸術監督に就任したヘルベルト・フォン・カラヤンはイタリア語やその他の外国語作品もドイツ語による上演を行ってきたそれまでの慣例を破り、原語上演の方針を導入し、これはその後ドイツその他の大劇場にも波及しました。

 

今日ウィーン国立歌劇場は、多大なレパートリーが故世界で最も重要なオペラ座の一つとみなされています。

 

2010年9月1日以来、音楽監督はフランツウェルザー=メスト、音楽総監督はドミニクマイヤー。

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