神々の黄昏 ウィーンオペラ

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MAY 2022

神々の黄昏


「ニーベルングの指環」第3夜


作曲:リヒャルト・ワーグナー

初演:1876年8月17
日 バイロイト、祝祭劇場


台本:作曲者ワーグナー自身による(ドイツ語)

 

あらすじ

序幕:ワルキューレの岩山、夜

エールダの3人の娘、運命の女神ノルンたちが集まって未来を占っている。しかし、運命の綱は突然切れてしまい、ノルンたちは神々の終末が近いことを悟って、母エールダのもとへ去っていく。次第に夜が明け、ジークフリートとブリュンヒルデが目を覚ます。ジークフリートは愛の証しとして、持っていた指環をブリュンヒルデにプレゼントする。ジークフリートの新たな冒険への旅立ちを妻のブリュンヒルデが祝福して見送る歓呼の二重唱。〈ジークフリートのラインへの旅〉の音楽で場面転換。

 

第1幕:ライン河畔のギービヒ家の館。

第1場:当主のグンター、妹のグートルーネ、家臣で異母兄弟のハーゲンがいる。ハーゲンは独身の兄と妹に結婚を提案し、グンターにはブリュンヒルデ、グートルーネにはジークフリートを勧める。その実現のために、ジークフリートに忘れ薬を飲ませてグートルーネと婚約させ、義兄となったグンターのためにブリュンヒルデを連れて来させるという陰謀をたくらむ。

第2場:そこへライン川を船で漕いで上ってきたジークフリートが到着。忘れ薬入りの飲み物を飲んだジークフリートは、たちまち記憶を失い、目の前のグートルーネに心を奪われる。そしてグンターと義兄弟の誓いを交わし、炎を乗り越えて岩山のブリュンヒルデを連れてくることを約束すると、ただちに出発する。館に残ったハーゲンが、ひとりで見張りをしながら自分の野望をつぶやく。彼は、実はニーベルング族のアルベリヒの息子だったのだ。

第3場:場面が変わって、ブリュンヒルデの岩山。ワルキューレのひとり、ヴァルトラウテがブリュンヒルデのもとへやってくる。ブリュンヒルデは妹との再会を喜ぶが、ヴァルトラウテはヴァルハル城で無気力に過ごすヴォータンの様子を伝え、神々を救うために指環を返してくれるよう頼みに来たのだった。しかし、ブリュンヒルデにとってジークフリートの愛の証しである指環を彼女は渡そうとしないので、ヴァルトラウテは絶望して去ってゆく。

第4場:ジークフリートの角笛が聴こえてくるので、ブリュンヒルデは彼が帰ってきたと思い、喜ぶが、炎を乗り越えてきたのは見知らぬ男だった。男は力ずくで指環を奪い取り、彼女を屈服させる。男は隠れ頭巾でグンターに変装したジークフリートだったのだ。そうとは知らないブリュンヒルデは、男の言うがままに岩屋に入ってゆく。ジークフリートも続いて中へ入る。

 

第2幕:ギービヒ家の館の前

第1場:ハーゲンの夢の中に父親のアルベリヒが出てくる。アルベリヒはハーゲンに指環の奪還を改めて求めるが、ハーゲンはすでに決意を固めている。

第2場:夜が明けてジークフリートが戻って来ると、ハーゲンに首尾よくブリュンヒルデを連れてきたことを伝える。邪推をするグートルーネとジークフリートの浅薄なやりとり。

第3場:ハーゲンは二組の婚礼の準備のために、ギービヒ家の家臣たちを呼び集める。やがて、グンターとブリュンヒルデ、ジークフリートとグートルーネが登場。ブリュンヒルデはジークフリートがグートルーネと一緒にいるのを見て愕然とする。さらに彼の指に指環を認めると、自分を襲ったのは変装したジークフリートだったことに気がつき、一同の前でジークフリートの裏切りを訴える。ジークフリートはハーゲンの槍にかけて潔白であると宣誓するが、ブリュンヒルデも同じ槍にかけて彼の誓いが偽りであると宣言する。一同は混乱のうちに退出。ブリュンヒルデ、グンター、ハーゲンの3人だけが残る。

第4場:ハーゲンはブリュンヒルデの味方をするふりをして彼女に近づき、ジークフリートの背中が急所であることを聞き出してしまう。ハーゲンは一同の前で面目を失ってしまったグンターにジークフリートの殺害を提案する。グンターは躊躇するが、自分の体面を守るために結局これに賛同する。ブリュンヒルデもジークフリートの裏切りに対する復讐のために彼らに同調する。

 

第3幕:ライン川のほとり

第1場:ラインの娘たちが、狩りの最中に通りかかったジークフリートに指環を返してくれるよう頼むが、彼は娘たちのからかうような態度に腹を立てて、これを拒む。やがて彼は思い直すが、娘たちは警告を残して川の中に消えてしまった。

第2場:ジークフリートにグンターとハーゲンの一行が合流。ジークフリートは自分の武勇伝を語り出す。ハーゲンが記憶の戻る薬を入れた飲み物を勧めるので、昔の記憶を取り戻したジークフリートは、ついに炎を越えて岩山で眠るブリュンヒルデを目覚めさせたことを口にする。そのすきをついてハーゲンはジークフリートの背中に槍を突き立てる。瀕死のジークフリートはブリュンヒルデを讃えながらこと切れると、グンターの家臣たちが亡き骸を運ぶ。〈ジークフリートの葬送行進曲〉と共に場面転換。

第3場:ギービヒ家の館の前。深夜、帰宅したハーゲンからジークフリートの死を告げられたグートルーネが兄のグンターを責めるので、彼はハーゲンが下手人であることを明かす。するとハーゲンは居直って、これを認め、指環の権利を主張するので、グンターと争いになり、彼を一撃で倒してしまう。そこへブリュンヒルデが厳かに登場。彼女はラインの娘たちから聞き知った真相を一同に語り、ジークフリートの高潔さを讃えて指環を手にすると、館に火を放ち、みずからも愛馬グラーネに乗って炎の中に身を投じる。すると突如ライン川が氾濫してきて、指環を奪おうとしたハーゲンをラインの娘たちが川底へ引きずり込んでしまう。火はやがて天上のヴァルハル城までも焼き尽くし、神々も炎に包まれる。

プログラムとキャスト

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ウィーン国立歌劇場

 

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地下鉄: U1、U2 、 U4
トラム: 1 、 2、D 、62 
バス: 59A
停車駅:カールスプラッツ/オペラ Karlsplatz/Oper
タクシースタンドが近くにあります。又、公演終了時にはタクシーが劇場前に待機しています。ホテルまでのお帰りがご心配な方にはタクシーのご利用をお勧めします。



歴史


ウィーン国立歌劇場はウィーン造形アカデミーの建築家アウグスト・シカート・フォン・ジッカルツブルクとエドゥアルト・ファン・デア・ニルが共作で設計し、1869年5月25日、当時の皇帝フランツ·ヨーゼフと皇后エリザベートの存在下で、モーツァルトの「ドン・ジョバンニ」により盛大にこけら落としが行われました。

 

フランツ·フォン·ディンゲルシュテット(劇場支配人・詩人)、ヨハン・ヘルベック(指揮者・作曲家)、フランツ・ヤウナー(演出家・劇場支配人)、ヴィルヘルム・ヤーン(指揮者)などの芸術的影響を受け、オペラ座の人気は益々高まっていきました。1897年に総監督となったグスタフ・マーラーは、古い上演システムを改新し、新しい舞台芸術を取り入れ、新世代歌手を積極的に起用するなどの第一次改革を行い、その後後継者たちにも引き継がれていきました。

又、マーラーはそれまでオペレッタを上演しなかったオペラ座にヨハン・シュトラウスの「こうもり」を正式なレパートリーとしました。

 

20世紀になると、総監督のリヒャルト・シュトラウスの「ナクソス島のアリアドネ」(1916年10月4日)や「影のない女」(1919年10月10日)の初演が行われます。

 

第二次世界大戦中、1938年から1945年年間はオペラ座暗い時代を迎えます。ナチスの下で多くの団員が追放・殺害され、様々な作品が上演禁止になりました。

1945年3月12日、連合軍の爆撃により舞台は破壊され、建物は火災に遭います。その後、ウィーン・フォルクスオーパーやアン・デア・テアーターウィーン劇場が仮の拠点となり、1955年11月5日カール・ベームによる「フィディオ」の上演で再開を果たします。

1956年に芸術監督に就任したヘルベルト・フォン・カラヤンはイタリア語やその他の外国語作品もドイツ語による上演を行ってきたそれまでの慣例を破り、原語上演の方針を導入し、これはその後ドイツその他の大劇場にも波及しました。

 

今日ウィーン国立歌劇場は、多大なレパートリーが故世界で最も重要なオペラ座の一つとみなされています。

 

2010年9月1日以来、音楽監督はフランツウェルザー=メスト、音楽総監督はドミニクマイヤー。

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