L’opera seria

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PreviousJUL 2026

 

イタリア語上演、ドイツ語および英語字幕付き
開演30分前より作品解説あり

3幕からなるコメディア・ペル・ムジカ
台本:ラニエーリ・デ・カルツァビジ

 

作曲家ソスピーロと作家デリリオは、新作オペラの上演に意気込んでいる。しかし問題が続出する。支配人のファッリートはカットを要求し、プリマドンナのストナトリッラはもっと注目を集めたいと言い、他の歌手は新しいアリアを欲しがり、二人のカストラート歌手はまったく現れない。さらに歌手たちの母親たちまでが干渉してくる。にもかかわらず、オペラ《オランゼーベ》は上演され、結末は滑稽な大混乱となる。
L’opera seria で作曲家フローリアン・レオポルト・ガスマンと台本作家ラニエーリ・デ・カルツァビジは、18世紀でもっとも奇抜なオペラ・パロディを生み出した。1769年にブルク劇場で初演されたこの作品は、オペラ・ブッファの機知と人物描写を称えつつ、傲慢な歌手、無意味な技巧、誇張された舞台装置と衣装、そして偽りの感傷といった、オペラ・セリアの悪習を徹底的に風刺する。カルツァビジはクリストフ・ヴィリバルト・グルックによるオペラ改革を推進した人物であり、ガスマンはヨーゼフ2世の宮廷楽長としてグルックと第一ウィーン楽派の架け橋となった。辛辣な風刺とユーモアを巧みに融合させる演出家ローラン・ペリーが、初演の地ウィーンにこの作品を甦らせる。18世紀音楽のスペシャリスト、クリストフ・ルセは、彼のアンサンブル「レ・タラン・リリク」とともに音楽を指揮する。

 

ミラノ・スカラ座との共同制作

 

プログラムとキャスト

指揮:クリストフ・ルセ
演出・衣装:ローラン・ペリー
美術:マッシモ・トロンカネッティ
照明:マルコ・ジュスティ
振付:リオネル・オッシュ
ドラマトゥルク:カイ・ヴェスラー

ファッリート:ピエトロ・スパニョーリ
デリーリオ:マッティア・オリヴィエーリ
ソスピーロ:ペトル・ネコラネツ
リトルネッロ:ジョシュ・ラヴェル
ストナトリッラ:ジュリー・フクス
スモルフィオーザ:アンドレア・キャロル
ポルポリーナ:セレーナ・ガンベローニ
パッサガッロ:アレッシオ・アルドゥイーニ
ブラゲローナ:アルベルト・アッレグレッツァ
ベファーナ:ニコラス・タマーニャ
カヴェルナ:フィリッポ・ミネッチャ

レ・タラン・リリク

アンデアウィーン劇場

アン・デア・ウィーン劇場はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトのオペラ「魔笛」の台本で成功した脚本家エマヌエル・シカネーダが、1791年に皇帝の許可を受け、建築家フランツ・イェーガーによる帝政様式の設計をもとに1798年より建設を開始、1801年に落成しました。

モーツァルトの生誕250周年にあたる2006年、劇場は「新しいオペラハウス」を名乗り、ウィーン国立歌劇場およびフォルクスオーパーの次いで3番目の歌劇場となりました。総監督に就任したローラント・ガイヤーは他2館のような日替わりで違った演目を用意するレパートリーシステムではなく、同じ演目を一定期間に渡って上演するスタジオーネシステムを採用し、モーツァルト作品やウィーン古典の他、バロックオペラや現代オペラを主な柱に据えています。オペラ公演のオーケストラはウィーン交響楽団、ウィーン放送交響楽団およびウィーン・コンツェントゥス・ムジクスが務めています。

 

アンデアウィーン劇場アクセス方法

公共交通機関:

 

地下鉄;U1、U2、U4 カールスプラッツ(Karlsplatz)
バス;59A Bärenmühldurchgang
           57A    Laimgrubengasse 、Linke Wienzeile




 

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