Shlomit Butbul

Shlomit Butbul 『Was auch immer kommt – A Tribute to Roger Cicero』(A)

あまりにも早くその魅力的な声が消えてから、ほぼ10年が経ちました。ロジャー・シセロ…ジャズ、ブルース、ポップを自在に行き来する彼は、長い間トリビュートに値していました…。10年の時を経て、今こそその時が来たのだと、シュロミット・ブトブルは語ります。彼女自身は家族のジャズクラブで育ち、その独特なアレンジ、解釈、独自のサウンドへの愛からこのプログラムを作り上げました。

ジャズは私にとって、子供時代、心、そして自由を意味します。常に型破りだったビバップジャズが最も心に響き…それは私の人生観の柱となりました…そしてもちろん、聴衆が心で軽く、体で暖かく感じるビッグバンドサウンドもです。うまくいく愛もあれば、そうでない愛もある―人生と愛、それは夢であり現実でもあります。

ロジャー・シセロ―彼の謙虚で温かく魅力的な誠実さは私にとってとても近しいものです。触れ、触れられたいと願った芸術家―それは私も同じです。音楽は常にリアルで本物であるべきです。私は彼をルクセンブルクの私のジャズクラブに招いた時、そのことを感じました。

残念ながら、彼はちょうど10年前に亡くなりました―そして私は彼を讃え、彼の創造性に敬意を表し、私のルーツを尊び、空間を与えたいと思います。そしておそらく（再び）多くの人に素晴らしいアーティストを推薦したいのです。

プログラムとキャスト

シュロミット・ブトブル：ボーカル
アレックス・サイモン：トランペット
アンドレアス・リンデンバウアー：サックス
ジョー・ピンクル：トロンボーン
ラインハルト・ミコ：ピアノ
アレクサンダー・ラックナー：ベース
ハラルド・ガングルベルガー：ドラム