クリスティアン・ムートシュピール、オルジャズトラ・ウィーン

「スポークン・ワード詩は、声に出して読まれて初めて効果を持つ」と語ったのは、エルンスト・ヤンドル（1925–2000）です。彼は自身の作品の最高の語り手とされています。音響詩、崩れた言語での詩、「スタンツェン」と呼ばれる四行詩など、ヤンドルの語りの技術によって初めてその本質が伝わりました。この印象的で唯一無二の声とヤンドルの詩的作品を忘却から救うために、クリスティアン・ムートシュピールは自身の非正統派ジャズオーケストラ ORJAZZTRA VIENNA のために「vom Jandln zum Ernst」を作曲しました。さまざまな録音から抽出されたヤンドルの声を主役ソリストとして用い、彼とのライブパフォーマンスの幻想を作り出しています。1980年代、ムートシュピールはヤンドルと共演し、彼の死後はヤンドルの声と共に一人舞台「für und mit ernst」を100回以上上演しました。熱心なジャズ愛好家でもあったヤンドルの作品への長年の取り組みは、詩人の声と17人のジャズソリストによる1時間半のオラトリオへと結実しました。
この2公演が ORJAZZTRA VIENNA にとってウィーンでの最後の公演となり、クリスティアン・ムートシュピールは2025年末に舞台からの引退を予定しています。（プレスリリース）

プログラムとキャスト

ステファニー・ショイスヴォール、パトリック・ドゥンスト、イヴォンヌ・モリエル、ローベルト・ウンターケフラー、イルゼ・リードラー、フロリアン・バウアー：サクソフォン、クラリネット、フルート
ゲルハルト・オルニグ、ロレンツ・ラーブ、ドミニク・フス：トランペット、フリューゲルホルン
アロイス・エーベル、ダニエル・ホルツライトナー、クリスティーナ・ラッハベルガー：トロンボーン
ステファニー・ヴェニンガー：ピアノ
ユディット・フェルストル、マルク・メズゴリッツ：コントラバス
マルトン・ユハース、アンドラーシュ・デーシュ：ドラム、パーカッション
クリスティアン・ムートシュピール：作曲、指揮、声

上演時間：休憩なしで90分