ヴェネツィアの夜

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OCT 2025 Next

 

ヨハン・シュトラウスによるオペレッタ
ドイツ語上演(ドイツ語・英語字幕付き)
休憩なし

 

1883年に作曲されたオペレッタ『ヴェネツィアの夜』は、ウィーンがセレニッシマ(ヴェネツィア共和国)に抱いていた熱狂的な愛情を反映しています。この愛は、1895年にプラーター公園に「ウィーンのヴェネツィア」というテーマパークが開園されたことで最高潮に達しました。

物語は、快楽を追い求める女たらしのウルビーノ公爵が、カーニバルの仮面と変装を利用してバルバラという女性を口説こうとするものです。彼女はヴェネツィアの元老院議員デラクアの妻ですが、公爵の策略を阻止しようとする人々と、協力する人々の思惑が交錯し、最終的には公爵が2人のバルバラと対峙することになります。

かつてウィーン・フォルクスオーパーで『ウィンザーの陽気な女房たち』を演出したオランダ人演出家ニナ・スパイカースが、本作を手がけ、作品の逃避的で快楽主義的な魅力に迫ります。

ヨハン・シュトラウス2025ウィーンの協力により

プログラムとキャスト

演出: ニナ・スパイカース

セットデザイン: スタジオ・デニス・ヴァンダーブロック

衣装デザイン: ヨリーネ・ヴァン・ビーク

振付: フローリアン・フルラー

照明デザイン: ティム・ヴァン・ト・ホフ

合唱指揮: ロジャー・ディアス・カハマルカ

ドラマトゥルギー: マグダレーナ・ホイシュバウアー

ドラマトゥルギー: ソフィー・ジラ

音楽指揮: アレクサンダー・ジョエル

グイド・ウルビーノ公爵: ルチアン・クラスネツ

バルトロメオ・デラクア、ヴェネツィアの元老院議員: マルコ・ディ・サピア

ステファノ・バルバルッチオ、ヴェネツィアの元老院議員: ニコラウス・ハッグ

ジョルジョ・テスタッチオ、ヴェネツィアの元老院議員: ウルスラ・ピッツナー

バルバラ、デラクアの妻: ウルリケ・シュタインスキー

コンスタンティア、テスタッチオの妻: マルティナ・ドラック

アグリコラ・ファブリッツィ、未亡人: アナ・ミルヴァ・ゴメス

アニーナ、漁師の娘: ローレン・ウルクハート

カラメッロ、公爵の理髪師: デヴィッド・ケルバー

パッパコーダ、マカロニシェフ: ヤコブ・セモタン

チボレッタ、デラクア家の料理人: ジュリエット・カリル

エンリコ・ピゼッリ、ヴェネツィア共和国海軍士官、デラクアの甥: ジェームズ・パーク

センツリオ、公爵の従者: ガボール・オベレッガー

バルビ、公爵の召使い: ウィリアム・ブリスコー・ピーク

フォルクスオーパー・ウィーン

フォルクスオーパーへのアクセス

地下鉄:U6
トラム:40 、 41 、 42
バス:40A
停車駅:ヴェーリンガーシュトラッセ/フォルクスオーパー(Währinger Straße/Volksoper)

タクシー乗り場は環ヴェーリンガーギュルテル(Währinger Gürtel・環状道路)沿いに位置しています。

又、公演終了時にはタクシーが劇場前に待機していますので、ホテルまでのお帰りがご心配な方にはタクシーのご利用をお勧めします。

 

フォルクスオーパーについて

ウィーン・フォルクスオーパーはウィーンでは国立歌劇場についで2番目に大きな歌劇場で、オペレッタ、オペラ、ミュージカル、バレエなど洗練された軽音楽が上演されます。

毎年9月から6月迄のシーズン内に約300公演、35演目が上演され、オペラ「魔笛」「トゥーランドット」、ミュージカル「マイ・フェア・レディー」、バレエ「真夏の世の夢」を始め、多大なレパートリーを誇ります。そして、何と言っても「こうもり」「メリー・ウィドー」「チャルダッシュの女王」「ワルツの夢」他、ウィーン特有のオペレッタはフォルクスオーパーの最も得意ジャンルとして常に生きる喜びに溢れた舞台音楽を堪能できます。

 

歴史

1898年、当時の皇帝フランツ・ヨーゼフ1世の即位50周年を記念し、建築家のフランツ・フライヘア・フォン・クラウスとアレクサンダー・グラフによって建設され、同年12月14日に開館しました。

1906年にはアレクサンダー・フォン・ツェムリンスキーが初代指揮者に就任。1907年に「トスカ」、1910年に「サロメ」が初めて上演され、世界的に有名な歌手であるマリア・イェリッツァやリヒャルト・タウバーなどが出演しました。

第一次世界大戦の時代、フォルクスオーパーはウィーン第2の歌劇場としての地位を守っていましたが、1928年に経営が悪化し倒産、翌年1929年からはオペレッタを主な演目としました。

第二次世界大戦終盤の数ヶ月はしないで2番目に大きな1,550席の映画館として使用されていましたが、終戦後、空襲で壊滅的な打撃を受けたウィーン国立歌劇場の代替役をアン・デア・ウィーン劇場とともにしばらく担っていました。

1955年に国立歌劇場が再オープンしてからは再び、オペラ、オペレッタ、ミュージカルなどの公演に復帰しますが、1991年9月より再度国立歌劇場に属し、出演歌手などが両方の劇場に所属するといった状態になっていましたが、1966年より独立。

 

 

Volksoper Viena
By Bwag - Own work, CC BY-SA 4.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=34011212
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